1月市民例会 有馬温泉癒しの森

登山日 2016年1月17日

<コース概要>
太閤橋9:12 → 9:21温泉寺 → 9:23湯泉寺9:27 → 9:40愛宕山公園9:45 → 9:52魚屋道 → 10:54筆屋道 →11:44太鼓滝 → 11:47瑞宝時公園

<コース紹介>
神戸市民山の会の新春1月の例会を紹介します。 コース概要は、上記の通り太閤橋を出発して、温泉寺から愛宕山公園を経由して魚屋道登山口に入り、筆屋道で折り返して瑞宝時公園に至る反時計周りの有馬温泉癒しの森コースです。(写真01a) (写真01b)

今回は151名の市民が参加し、そのうち神戸ツキワ登山会からは11名が参加しました。

【 下のそれぞれの写真は クリックすると2段階拡大表示されます 】

01a 有馬温泉街 01b 有馬温泉癒しの森
( 01a 有馬温泉街 ) ( 01b 有馬温泉癒しの森 )

有馬温泉駅の東側を流れる有馬川に架かる太閤橋の下に9時前に集合し、阪神大震災から21年目の1月17日なので参加者全員で犠牲者に黙祷を捧げた後、9時12分に太閤橋を出発しました。

太閤橋のすぐ上流で六甲川が滝川と合流して有馬川になっており、太閤橋の下の有馬川から上がって六甲川に架かる 『 ねね橋 』 を渡ります。(写真02a) (写真02b)

02a ねねばし 02b ねねばしを渡る
( 02a ねねばし ) ( 02b ねねばしを渡る )

ねね橋を渡ると、太閤通りの向かいで正座している太閤像を捜すような仕草で、ねねの像が立っています。(写真03a) (写真03b)

03a ねねの像 03b ねねの像
( 03a ねねの像 ) ( 03b ねねの像 )

ねね橋から太閤通りを経て、阪急バス有馬案内所を左へ曲がると、なだらかな坂の突き当りに 『 金の湯 』 という金泉があります。(写真04a)

金の湯の分岐を右手に行くと六甲有馬ロープウェイ方面へ抜け、左手に行くと六甲川に架かる杖捨橋を経由して、瑞宝時公園へ行くことができます。

金の湯に入浴した有名人として、大和飛鳥時代の天皇や、平安・鎌倉時代の藤原家、室町時代の足利家、安土桃山時代の豊臣家など、多くの歴史上の人物の具体的な名前が金の湯のロビーに掲示されています。

金の湯の建物の左手では、家族連れの観光客が足湯を楽しんでいました。(写真04b)

04a 金の湯 04b 金の湯前の足湯
( 04a 金の湯 ) ( 04b 金の湯前の足湯 )

足湯を通り過ぎて金の湯の建物を右に曲がると、温泉寺(おんせんじ) への案内板が立っています。(写真05a)

不動坂へ通ずる階段を登って、温泉寺へ向かいます。 (写真05b)

05a 温泉寺への案内図 05b 不動坂への階段
( 05a 温泉寺への案内板 ) ( 05b 不動坂への階段 )

太閤橋を出発してから10分足らずで、温泉寺へ到着しました。(写真06a)
愛宕山の中腹に位置していますが、寺の山号は有馬山です。

温泉寺は、有馬温泉全体に及ぶ大火事の際に大きな被害を受けた後、太閤の正室の北政所の支援により再建されたと伝えられています。 (写真06b)

06a 温泉寺の境内 06b 温泉寺本堂
( 06a 温泉寺の境内 ) ( 06b 温泉寺本堂 )

温泉寺の境内の右手には、湯泉神社(とうせんじんじゃ) に通ずる鳥居が立っています。(写真07a)
鳥居の奥の短い階段を登って左に曲がり、さらに長い階段を登ると、境内の奥の方に拝殿があります。 (写真07b)

拝殿手前の境内の左手にトイレがありますので、ここで数分の休憩を取ります。

07a 湯泉神社の鳥居 07b 湯泉神社
( 07a 湯泉神社の鳥居 ) ( 07b 湯泉神社 )

湯泉神社の右手奥の山道から、愛宕山の山頂へ向かいます。(写真08a)
愛宕山は公園として整備されていて、山道の右手には梅林があり、梅林の片隅には太閤遺愛と云われる 『 亀の手洗い鉢 』があります。

湯泉神社から10分少々で愛宕山の山頂広場に着きました。休憩用の東屋もあるので、5分ほど景観を楽しむための休憩を取ります。(写真08b)

有馬六景 『 有馬富士 』 の説明板が三田方向に立っていますが、その方向の見通しはあまり良くありません。

広場の下山口付近の木柱の天面には、東西南北EWSNの方位と462.5mという標高が表示されています。

08a 愛宕山に登る 08b 愛宕山の東屋
( 08a 愛宕山に登る ) ( 08b 愛宕山の東屋 )

愛宕山から六甲山側へ数分下ると 『 かんぽの宿有馬 』 があります。(写真09a)
そして、その斜め向かいに六甲山の最高峰へ続いている魚屋道(ととやみち) の登山道入口があます。 (写真09b)

六甲縦走路へ通じるもうひとつの登山道の紅葉谷道(もみじだにみち) は、六甲有馬ロープウェイの有馬駅から六甲山側の炭屋道分岐まで土砂崩れのために通行止めになっています。
このため、六甲山から下山して有馬温泉で入浴するためには、六甲縦走路の一軒茶屋から魚屋道を下るか、六甲縦走路の極楽茶屋跡から紅葉谷道を下って炭屋道経由で魚屋道を下ることになり、どちらのルートも魚屋道下山口に出ることになります。

魚屋道下山口から出てすぐの所で 『 汗、流せますよ!!天然温泉(金泉) 』 という『 かんぽの宿有馬 』 の看板が最初に目に飛び込んでくるので、休日はこちらの温泉が登山客で賑わうようです。

09a かんぽの宿有馬 09b 魚屋道登山口
( 09a かんぽの宿有馬 ) ( 09b 魚屋道登山口 )

登山後の入浴を楽しみにしながら天然温泉の看板を横目で見て登山口に入り、魚屋道の登山道を登って行きます。(写真10a)
魚屋道は江戸初期からの歴史ある道ですが、有馬温泉へ新鮮な魚介類を運ぶ魚屋道(ととやみち)と呼ばれるようになったのは明治以後のようです。

この冬は暖冬続きでしたが、やっと冬らしくなってきて、登山道には霜柱が立っていました。(写真10b)

10a 魚屋道を登る 10b 山道の霜柱
( 10a 魚屋道を登る ) ( 10b 登山道の霜柱 )

魚屋道から炭屋道への分岐まで登ってくると、六甲最高峰への案内標識と並んで、紅葉谷道の一部通行止めの注意標識が立っています。(写真11a)

魚屋道の登山口から50分ほど登った所には、休憩用の東屋があります。(写真11b)
東屋の中には、魚屋道と峠の茶屋に関して、明治の頃と思われる古い写真を織り込んだ説明板が掲示されています。
掲示されている写真では、昔の茶屋が丁度この東屋の位置にあったかのように見えます。

11a 炭屋道への分岐 11b 魚屋道の休憩所
( 11a 炭屋道への分岐 ) ( 11b 魚屋道の休憩所 )

東屋から5~6分進むと、『 六甲最古のトンネル跡 』 という説明板があり、さらに1分ほど進むと 『 太陽と緑の道 』 という案内標識があります。(写真12a)
そこからさらに2分の所に、魚屋道と筆屋道の分岐があります。(写真12b)

分岐標識に 『 筆屋道を経て瑞宝寺公園1.3km約30分 』 と表示されているので、ここで魚屋道から筆屋道に進路を変更します。

12a 太陽と緑の道 12b 筆屋道への分岐
( 12a 太陽と緑の道 ) ( 12b 筆屋道への分岐 )

魚屋道から筆屋道を見下ろすと、台風による強風で杉の木が折り重なる様に倒れて、登山道を塞いでいるのが見えます。(写真13a)
しばらく復旧の見込みはなさそうな感じで、放置された倒木の下をくぐって進みます。(写真13b)

13a 台風による倒木 13b 倒木をくぐる
( 13a 台風による倒木 ) ( 13b 倒木をくぐる )

魚屋道と筆屋道の分岐から約20分の所に、『 展望台道 』 という案内標識があります。(写真14a)
荒れた登山道の倒木をくぐりながら、筆屋道の展望台へ向かいます。(写真14b)
所どころ雪の白い跡が残っているので、足元に注意しながら下ります。

14a 展望台への道 14b 倒木をくぐる
( 14a 展望台への道 ) ( 14b 倒木をくぐる )

展望台道の標識から7分ほどで、筆屋道の展望台に着きました。(写真15a)
魚屋道の分岐から展望台まで、ほぼ下りのみです。

展望台からは三田方面が見渡せ、遠くに有馬富士も見えます。(写真15b)

15a 筆屋道の展望台 15b 展望台からの眺め
( 15a 筆屋道の展望台 ) ( 15b 展望台からの眺め )

展望台から筆屋道を5分ほど下ると、六甲川の渓流に辿り着きます。(写真16a)
渓流沿いに瑞宝寺公園に向かって15分強進むと、六甲川の流れが太鼓滝となって落ちているのが見えます。 (写真16b)

六甲川は太閤橋の所で滝川と合流して有馬川になりますが、六甲川の滝が太鼓滝で、滝川の滝が鼓ヶ滝なので、この二つの滝は同じ時代に同時に命名されたものと思われます。

16a 六甲川へ下る 16b 六甲川の太鼓滝
( 16a 六甲川へ下る ) ( 16b 六甲川の太鼓滝 )

太鼓滝から六甲川の渓流沿いに1~2分歩くと、河原の奥に『 瑞宝寺公園 』 という表示板が見えてきます。(写真17a)
表示板の向こうには、『 瑞宝寺公園入口 』 という標柱も見えます。 (写真17b)
山側からの公園入り口なので、裏口という感じです。

17a 六甲川の河原 17b 瑞宝寺公園へ進む
( 17a 六甲川の河原 ) ( 17b 瑞宝寺公園へ進む )

11時47分に、瑞宝時公園に到着しました。(写真18a)
太閤橋を出発してから、途中の休憩を含めて約2時間半です。

瑞宝寺は明治維新により廃寺になっているため、現在では公園として利用されていますが、あちこちに遺構が残っています。

神戸市民山の会の例会カードに参加認印を受領した後、公園の各所に分散して、それぞれ所属している山の会のメンバーや気の合った仲間同士で昼食休憩を取ります。(写真18b)

18a 瑞宝寺公園に到着 18b 公園で昼食休憩
( 18a 瑞宝寺公園に到着 ) ( 18b 公園で昼食休憩 )

有馬温泉側からの瑞宝寺公園入り口には、古い山門が残っています。(写真19a)
京都の伏見城から移築したものであることが、入口の説明板に書いてあります。

山門をくぐり、本殿跡の奥の方へ行くと、十三重石塔の傍らに瑞宝寺歴代の塔が残っています。(写真19b)
松尾芭蕉らが活躍していた17世紀から、平賀源内らが活躍していた18世紀後半までの時代の、歴代5人の和尚の塔です。

19a 瑞宝寺の山門 19b 瑞宝寺歴代の塔
( 19a 瑞宝寺の山門 ) ( 19b 瑞宝寺歴代の塔 )

昼食休憩後、瑞宝時公園で解散し、六甲川に架かる杖捨橋を渡って、有馬温泉街へ向かいました。
金の湯へ向かう人、銀の湯へ向かう人、かんぽの宿有馬の金泉へ向かう人、それぞれです。ツキワの会員は、銀の湯とかんぽの宿へ向かいました。

銀の湯とかんぽの宿は、愛宕山のふもとの背中合わせの場所にあり、その手前に炭酸泉源公園があります。(写真20a)
有馬土産として有名な炭酸煎餅は、ここの炭酸泉を利用して明治40年頃から作り始められたそうで、炭酸泉源公園の隣には炭酸煎餅の元祖『三津森本舗』の炭酸泉店があります。

13時過ぎにかんぽの宿へ到着し、金の湯を堪能しました。湯上り後は、ロビーの奥にある『有馬茶屋』という喫茶室で、おでん付きのビールセットか枝豆付きのビールセットで疲れを癒すことができます。

20a 炭酸泉源公園 20b かんぽの宿有馬
( 20a 炭酸泉源公園 ) ( 20b かんぽの宿有馬 )

かんぽの宿は宿泊施設なので、日帰り入浴料金が平日800円、土日1,000円と割高ですが、金の湯は650円、銀の湯は550円と割安です。

金の湯と銀の湯の2館券は両方合わせて850円で、しかも1年間有効なので、計画的に利用すればかなりお得です。

有馬温泉は、温泉観光客だけでなく、登山客やハイカーにとっても利用し易く、散策と合わせて楽しめる温泉街です。


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