H27年2月の月例登山 熊山

登山日 2015年2月1日

< コース概要 >
 熊山登山口 9:10 → 10:10 五合目展望所 → 11:10 熊山山頂 → 11:30 熊山神社 → 11:40 熊山遺跡 12:20 → 13:40 弓削八幡宮

< コース紹介 >
2月の月例登山は、岡山県赤磐市の吉井川の東にある熊山に登りました。
山頂には、奈良時代前期に建造された国指定史跡の熊山遺跡があります。

熊山のすぐ北側を山陽本線と山陽自動車道が走っていて、すぐ南には山陽新幹線と並行して赤穂線が走っており、交通の便が良いため登山客の多い人気の山です。(写真01a)

山陽本線熊山駅から吉井川沿いに500mほど南に、熊山遺跡への案内標識があります。(写真01b)

今回の登山ルートは、熊山登山口から熊山コースを登って東南方向の山頂経由で熊山遺跡へ至り、そこから弓削コースを下って西の弓削八幡宮へ下山する時計回りのルートです。

2月の月例登山には、男性9名、女性10名、合計19名が参加しました。

【 下のそれぞれの写真は クリックすると拡大表示されます 】

01a 赤磐市周辺マップ 01b 熊山遺跡案内標識
( 01a 赤磐市周辺マップ ) ( 01b 熊山遺跡案内標識 )

熊山遺跡への案内標識から8分ほど東へ進むと、熊山コースの登山口の案内標識があります。(写真02a)

ここからが登山道で、9時10分過ぎに登り始めました。(写真02b)

02a 熊山登山口標識 02b 登山道を登り始める
( 02a 熊山登山口標識 ) ( 02b 登山道を登り始める )

登り始めてすぐの左手の林の奥に、小さな祠があります。(写真03a)
熊山は霊峰と云われ、古代から信仰の山として栄えたそうですが、その雰囲気が感じられます。

そこから10分ほど登ると、熊山登山道と朱書された標識があります。(写真03b)

03a 林の中の祠 03b 熊山登山道の標識
( 03b 熊山登山道の標識 ) ( 03b 熊山登山道の標識 )

登山道の脇の倒木の緑苔の上には、前日に降った雪がまだ白く残っています。(写真04a)

所どころ丸木状の階段で整備された熊山コースの登山道を、展望所に向かって登って行きます。(写真04b)

04a 雪をかぶった倒木 04b 展望所に向かう
( 04a 雪をかぶった倒木 ) ( 04b 展望所に向かう )

登山口から約1時間で、五合目の展望所が見えてきました。(写真05a)
展望所には展望台があり、休憩を兼ねて眼下の展望を楽しむことができます。 (写真05b)

05a 五合目の展望所 05b 展望台に上がる
( 05a 五合目の展望所 ) ( 05b 展望台に上がる )

展望台から左手には、吉井側の対岸の道々山(どうどうせん) や石蓮寺山(しゃくれんじやま) 辺りが見えます。(写真06a)
右手の手前には、吉井川に架かる赤い熊山橋が見下ろせます。(写真06b)

06a 展望台から西の眺め 06b 吉井川と熊山橋
( 06a 展望台から西の眺め ) ( 06b 吉井川と熊山橋 )

展望所から8分ほど登ると、緑色がかった大きなカエル岩があります。カエル岩と書いた札を見ないと、ちょっと気付きにくいかも知れません。(写真07a)

あらためて横から見ると、たしかに後ろ足を踏ん張ったカエルのように見えます。(写真07b)

07a 背中から見たカエル岩 07b 横から見たカエル岩
( 07a 背中から見たカエル岩 ) ( 07b 横から見たカエル岩 )

カエル岩から上は、登山道の岩場の雪が凍り付いているので、凍った部分を避けながら、足元に注意して登って行きます。(写真08a) (写真08b)

08a 赤松峠へ向かう 08b 凍りついた岩場
( 08a 赤松峠へ向かう ) ( 08b 凍りついた岩場 )

八合目に向かう途中の赤松の木には、『 熊山路 裏参道 赤松峠 』 と書かれた札がぶら下げられています。

マツタケと相性のよい赤松の木には、根元近くと上の方に、サルノコシカケが生えていました。(写真09a) (写真09b)
熊山は、近年まで岡山県内で名高いマツタケの産地だったそうです。

09a サルノコシカケ 09b サルノコシカケ
( 09a サルノコシカケ ) ( 09b サルノコシカケ )

登山口から約1時間半ほど登って、やっと八合目の表示札に出会いました。八の字が、登山靴をハの時に開いた絵になっています。(写真10a)

さらに2分ほど登ると、展望台の標識があります。(写真10b)
八合目の展望台は、近くの貸付地標識から推察すると、赤磐市が国から400㎡ほど営林地を借り受けて設けているようですが、登山道から見つけにくく、眺望もあまりよくないので素通りしました。

10a 八合目の標識 10b 展望台の標識
( 10a 八合目の標識 ) ( 10b 展望台の標識 )

八合目の展望台から6分ほど登ると、熊山神社の湧き水井戸があります。(写真11a)

竜神二つ井戸と云って、雄竜井戸と雌竜井戸の二つの井戸があって、現在でも登山者が飲み水として利用できるよう、熊山神社が管理しているようです。(写真11b)

11a 熊山神社の湧き水井戸 11b 竜神二つ井戸
( 11a 熊山神社の湧き水井戸 ) ( 11b 竜神二つ井戸 )

竜神二つ井戸の先は左右の分岐になっていて、左手の東方向に熊山山頂、右手の西方向に熊山神社と熊山遺跡があります。

山頂を目指して左手に進むと、山頂駐車場があります。(写真1 2a)
この山頂駐車場には、北側のJR山陽本線側の車道と南側のJR赤穂線側の車道から、車で登ってこれるようです。 徒歩だと、登山口からここまで約2時間弱です。

車道を通って、無線中継所の見える山頂へ向かいます。(写真12b)

12a 熊山山頂駐車場 12b 熊山山頂に向かう
( 12a 熊山山頂駐車場 ) ( 12b 熊山山頂に向かう )

山頂には、11時10分頃到着しました。
山頂広場には、NTT DoCoMoの無線中継アンテナがそびえ立っています。(写真13a)

山頂を示す三角点は、無線中継所の建物の奥の、こんもりと盛り上がった所にあります。( 写真13b)
山頂広場の周りは木々に囲まれているので、眺望はあまりよくありません。

13a 熊山無線中継所 13b 山頂の三角点
( 13a 熊山無線中継所 ) ( 13b 山頂の三角点 )

もと来た道を引き返して、熊山神社へ向かいます。車道から登山道への分岐入口には、熊山神社や熊山遺跡の場所を示す案内板が立っています。(写真14a)

二つ井戸からの分岐点を、こんどは熊山遺跡の表示のある方へ進みます。(写真14b)

14a 熊山神社へ向かう 14b 熊山遺跡への標識
( 14a 熊山神社へ向かう ) ( 14b 熊山遺跡への標識 )

分岐から3~4分の所に、熊山神社の鳥居があります。(写真15a)

熊山神社は、かつては熊山権現社で造りも大きかったそうですが、千数百年の間に数回建て替えられるうち、次第に神社の建物は小さく建て替えられたようです。(写真15b)

15a 熊山神社の鳥居 15b 熊山神社の拝殿
( 15a 熊山神社の鳥居 ) ( 15b 熊山神社の拝殿 )

神社の入り口立つ狛犬は備前焼きで、左手が口を閉じた吽形の狛犬、右手が口を開いた阿形の狛犬です。(写真16a)
熊山の谷に溜まった土は、備前焼に適しているとのことです。

拝殿の左手には木彫りの神馬が祀られ、右手には木彫りの神牛が祀られています。(写真16b)
神馬は神社でよく見かけますが、神牛は珍しい感じです。

16a 熊山神社の狛犬 16b 木彫りの神牛
( 16a 備前焼の狛犬 ) ( 16b 木彫りの神牛 )

熊山神社の鳥居を抜けて表参道の長い階段を下りて、熊山遺跡へ向かいます。(写真17a)

熊山遺跡の入り口の近くには、天然記念物の二本の熊山天然杉があります。(写真17b)

17a 熊山神社の表参道 17b 熊山遺跡へ向かう
( 17a 熊山神社の表参道 ) ( 17b 熊山遺跡へ向かう )

二本の杉の中央の立札には、樹高38メートル、樹齢約千年と表示されています。(写真18a) (写真18b)

18a 天然記念物の杉 18b 天然記念物の杉
( 18a 天然記念物の杉 ) ( 18b 天然記念物の杉 )

熊山遺跡の入り口には、展望台と猿田彦神社を示す標識があります。(写真19a)

入り口をはいって右手には、霊山寺(りょうせんじ) の鐘楼跡か観音堂跡と表示された遺跡があります。(写真19b)
この辺一帯は、帝釈山霊山寺の山上伽藍が広がり、中世の頃に最も栄えていたようです。

19a 熊山遺跡入口 19b 入口近くの遺跡
( 19a 熊山遺跡入口 ) ( 19b 入口近くの遺跡 )

かつては霊山寺の境内だったと思われる広場に、石積みの遺跡が見られます。 (写真20a)
奥の方の方形の石積み遺構が代表的なもので、外観はマヤ遺跡を連想させます。(写真20b)

20a 石積みの遺跡 20b 方形の石積み遺構
( 20a 石積みの遺跡 ) ( 20b 方形の石積み遺構 )

遺跡の西側の広場には、展望台やテーブル付きのベンチなどがあり、他の登山客や家族連れなどで賑わっています。(写真21a)
西側の視界が開けているので、展望を楽しみながら昼食を摂ることができます。 (写真21b)

21a 熊山遺跡西の展望広場 21b 展望広場にて昼食
( 21a 熊山遺跡西の展望広場 ) ( 21b 展望広場にて昼食 )

展望広場から、眼下の吉井川の流れを辿っていくと、ゆっくり蛇行しながら瀬戸内海まで注いでいる様子が分かります。(写真22a)
瀬戸内海の向こうに、四国の山まで見ることができます。

吉井川の右手には、妙見山や天神山辺りを眺めることができます。(写真22b)

22a 展望広場からの眺め 22b 展望広場からの眺め
( 22a 展望広場からの眺め ) ( 22b 展望広場からの眺め )

展望広場で40分ほどの昼食休憩後、方形の熊山遺跡の前で記念集合写真を撮り、下山準備をします。展望広場と遺跡前広場の間には、かつての帝釈天霊山寺本堂に通ずる表参道の石段の遺跡があります。 (写真23a)

12時20分頃に、下山を開始しました。( 写真23b)

23a 石段の遺構 23b 下山開始
( 23a 石段の遺構 ) ( 23b 下山開始 )

熊山遺跡から7~8分下ると、下山道に弓削コースという標識が出ています。(写真24a)

さらに7~8分下ると、経盛山・万富コースという表示が出ていて、この少し先に経盛山への登り口があります。(写真24b)
経盛山の登り口の案内標識には、石積遺跡・経盛山1号・2号とあり、経盛山にも石積遺構があるようです。

24a 弓削コースを下山 24b 経盛山入口通過
( 24a 弓削コースを下山 ) ( 24b 経盛山入口通過 )

下山開始から30分ほどで、眼前の景色が開けてきます。 (写真25a)
地図によると、この近くに龍神山の山頂がありそうです。

眼下に吉井川、前方に天神山辺りが見えてきます。(写真25b)

25a 弓削コースの眺め 25b 弓削コースの眺め
( 25a 弓削コースの眺め ) ( 25b 弓削コースの眺め )

山上の展望台から眺める景色よりも、弓削コースのこちらの景色の方が、吉井川の雄大な流れを体感できて、見ごたえがあります。
下の写真2枚組は、右からから左に吉井川上流、天神山、妙見山、吉井川下流、瀬戸内海方面の景色です。(写真26b)

26a 吉井川下流 26b 吉井川上流
( 26a 吉井川下流 ) ( 26b 吉井川上流 )

吉井川が見える下りコースは、右手が岩場、左手が断崖絶壁なので、つまずいて転ばないように、足元に注意しながら下って行きます。(写真27a) (写真27b)

27a 崖っぷちを下る 27b 岩場を下る
( 27a 崖っぷちを下る ) ( 27b 岩場を下る )

弓削コースの下山口には、弓削八幡宮があります。(写真28a)

下山口に見えるのは山門のようなもので、その奥の階段の途中の両側に狛犬があり、さらにその奥に拝殿が見えます。(写真28b)

28a 弓削八幡宮に到着 28b 弓削八幡宮の入り口
( 28a 弓削八幡宮に到着 ) ( 28b 弓削八幡宮の山門 )

弓削八幡宮の入り口には、『 八幡宮 』 と掲げられた石の鳥居があります。 (写真29a)

鳥居の横には、弓削小学校の跡地を示す記念の石碑があり、その後ろに二宮金次郎の銅像が立っています。(写真29b)
弓削小学校は吉井川対岸の千種小学校に統合され、千種小学校の創立100周年で、この記念碑ができたことが碑文から分かります。

29a 弓削八幡宮の鳥居 29b 二宮金次郎像
( 29a 弓削八幡宮の鳥居 ) ( 29b 二宮金次郎像 )

弓削八幡宮から吉井川の河川敷までは、2~3分の距離です。 河川敷から東の方には、龍神山が見えます。(写真30a)
熊山の山頂方面は、龍神山の奥の方になるので見えません。

河川敷から北西の方には、吉井川の対岸にビール工場が見えます。(写真30b)

30a 吉井川から見る龍神山 30b  ビール工場遠景
( 30a 吉井川から見る龍神山 ) ( 30b ビール工場遠景 )

登山の後は、予定していたビール工場の見学で新鮮なビールを味わって、疲れを癒しました。
今回も、晴天のさわやか登山に感謝です。


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