第25回藤木祭記念ハイキング

開催日 2014年9月28日

日本に近代登山技術を伝え,芦屋ロックガーデンの名付け親でもある藤木九三翁の功績を讃える藤木祭が、毎年9月末の日曜日に芦屋・高座の滝にある藤木翁のレリーフ前で開催されます。

今回は、第25回藤木祭が9月28日に開催されましたので、その記念ハイキングの山行を紹介します。

ハイキングコースは、阪急岡本駅北側の桜守公園を起点に、岡本八幡神社 → 保久良神社 → 金鳥山 → 風吹岩 → 横池 → 風吹岩 → 高座の滝 の時計回りのルートです。(写真01a) (写真01b)

日本山岳会関西支部・兵庫県山岳連盟・大阪府山岳連盟が主催で、各連盟に所属する登山会から69名が参加しました。

【 下のそれぞれの写真は クリックすると拡大表示されます 】

01a 東灘山麓自然歩道案内図 01b 藤木祭コース付近案内図
( 01a 東灘山麓自然歩道案内 ) ( 01b 藤木祭コース付近案内 )

阪急岡本駅から桜守公園までは5~6分程度ですが、藤木祭記念ハイキングに参加される方のために、案内人4~5人が途中の要所要所の曲がり角に立って桜守公園まで誘導してくれています。(写真02a) (写真02b)

02a 阪急岡本駅下車 02b 藤木祭コース案内人
( 02a 阪急岡本駅下車 ) ( 02b 藤木祭コース案内人 )

桜守公園に向かう途中では、綺麗なピンクの花や、オレンジ色のザクロの実が目を楽しませてくれました。(写真03a) (写真03b)

03a 綺麗なピンクの花 03b ザクロの実
( 03a 綺麗なピンクの花 ) ( 03b ザクロの実 )

桜守公園の入口には、『 岳人 藤木九三翁をたたえる 藤木祭 』 と緑の字で書かれた幟が立っています。(写真04a)

桜守公園の正式名称は岡本南公園ですが、水上勉の小説 『 桜守 』 のモデルとなった笹部新太郎氏の邸宅跡ということで桜守公園と呼ばれているようです。
公園内には、天然記念物のササベザクラをはじめ、カスミザクラやオカモトザクラなど10種約30本の桜が植えられています。(写真04b)

04a 桜守公園 04b 桜守桜
( 04a 桜守公園 ) ( 04b 桜守桜 )

午前9時出発予定で、約5分前に参加者を集めて主催者側からコース案内者の紹介や熱中症に対する注意その他の説明がありました。(写真05a)

登山口近くの保久良山夢広場に向けて、桜守公園を午前9時丁度に出発しました。(写真05b)

05a 出発前の説明 05b 桜守公園を出発
( 05a 出発前の説明 ) ( 05b 桜守公園を出発 )

桜守公園から、天井川に架かる榮田橋を西側に渡り、天井川に沿って北に進みます。(写真06a)

桜守公園から7分ほどで、岡本八幡神社前を通過します。(写真06b)

06a 天井川に沿って進む 06b 岡本八幡神社
( 06a 天井川に沿って進む ) ( 06b 岡本八幡神社 )

岡本八幡神社前から今度は天井川に架かる禊橋(みそぎはし) を東に渡ります。(写真07a)

橋の上から上流側の川床を見ると、大きなイノシシが昼寝をしています。(写真07b)
後で藤木祭会場で聞いた話によると、このイノシシはいつもここを寝床にしているようです。

07a 川床の猪を覗く 07b 川床で寝る猪
( 07a 川床の猪を覗く ) ( 07b 川床で寝る猪 )

橋を渡って土手の階段を上がり、川に沿って北に進むと、すぐに保久良山夢広場に着きました。(写真08a)

広場では、みんなで登山前のストレッチや柔軟体操をし、体をほぐします。
7~8分体をほぐした後、9時16分に保久良山夢広場を出発しました。(写真08b)

08a 保久良山夢広場に到着 08b  保久良山夢広場を出発
( 08a 保久良山夢広場に到着 ) ( 08b 保久良山夢広場を出発 )

天井川に沿って北へ3分ほど進み、保久良神社に向かって登山口を登り始めます。(写真09a)

比較的ゆるやかな登りですが、途中には岩場などもあります。(写真09b)

09a 登山道を登り始める 09b 保久良神社に向かう
( 09a 登山道を登り始める ) ( 09b 保久良神社に向かう )

登り始めてから14~5分ほどで、保久良神社に着きました。(写真10a)

保久良神社の展望所には、大阪湾鳥瞰図という写真が掲示されていて、それによると左手から右手にかけて、大阪市内・芦屋浜・金剛山・東神戸大橋・六甲アイランド・ポートアイランド・淡路島などの位置が特定できます。(写真10b)

10a 保久良神社の鳥居 10b 保久良神社からの眺め
( 10a 保久良神社の鳥居 ) ( 10b 保久良神社からの眺め )

保久良神社の西側には保久良登山会本部があり、その前の広場の丸太のベンチで休憩をとります。(写真11a)

10分ほど休憩した後、9時44分に保久良神社を出発しました。(写真11b)
保久良登山会本部の横には保久良梅林への行先表示が立っていて、その先に梅林があることが分かります。

11a 保久良登山会本部前で休憩 11b 保久良梅林へ進む
( 11a 保久良登山会本部前 ) ( 11b 保久良梅林へ進む )

保久良神社から、『 太陽と緑の道 』 という登山道を15分ほど登ると、ベンチのある見晴し台があります。(写真12a)
見晴らし台からの眺めは、保久良神社の展望所よりも視界がかなり広いです。

青空に恵まれた景色を楽しんだ後、10時02分に見晴し台を出発しました。( 写真12b)

12a 見晴らし台で休憩 12b 文化のこみちの彫像
( 12a 見晴らし台で休憩 ) ( 12b 見晴らし台を出発 )

見晴らし台から、『 森林浴コース 』 と表示された登山道を40分近く登って、風吹岩に着きました。(写真13a)
風吹岩では、大勢の若い登山客が休憩していました。

登山道からは、風吹岩の上は見上げるような高さに見えます。( 写真13b)
風吹岩の先は、左手が横池方面、右手が高座の滝方面へ向かう分岐になっています。
高座の滝に行く前に、横池で昼食予定なので、分岐を左に進路をとります。

13a 風吹き岩に到着 13b 風吹き岩
( 13a 風吹き岩に到着 ) ( 13b 風吹き岩 )

風吹岩の分岐から2~3分進むと、左手が打越山の標識があり、右手が六甲最高峰へという標識がある分岐があります。
どちらからでも横池へ行けるので、好きなルートを選んで二手に分かれて進みます。(写真14a)

右手のルートは平坦な道ですが、左手はアップダウンの道です。
アップダウンの山頂付近では、『 むべなるかな 』 の言葉だけが有名なアケビ科のムベの緑の実がいくつか目に留まりました。(写真14b)

14a 横池に向かう 14b 山上のムベの実
( 14a 横池に向かう ) ( 14b 山上のムベの実 )

横池に下る途中には赤松もあり、松茸を採りたいという冗談とも本気とも取れる会話を聞いていると、赤松の幹に松茸ならぬサルノコシカケが生えているのが見つかりました。(写真15a) (写真15b)

15a サルノコシカケ 15b サルノコシカケ
( 15a サルノコシカケ ) ( 15b サルノコシカケ )

11時05分前に、横池に着きました。(写真16a)
桜守公園を出発してから、途中の休憩を含めて約2時間です。

池の畔の広場で、昼食休憩を取ります。
横池の奥の方には、たくさんの水連の葉が浮いているのが見えます。(写真16b)

昼食の後には、藤木九三翁のお孫さんから、藤木翁に関するお話がありました。

16a 横池に到着  16b 横池の睡蓮
( 16a 横池に到着 ) ( 16b 横池の睡蓮 )

昼食後11時25分に横池を出発し、風吹岩の分岐まで平坦ルートを通って戻り、高座の滝に向かって高座谷の東側を下っていきます。

下る途中に『 キャッスルウォール 』 と書かれた標識があり、その方面を見ると、断崖絶壁の岩肌が剥き出しになっている所があります。(写真17a)
よく見ると、3人のクライマーが練習中のようで、そのうちの真ん中の方は女性でした。(写真17b)

17a キャッスルウォール 17b クライミング練習者
( 17a キャッスルウォール ) ( 17b クライミング練習者 )

登る時も急斜面の所がありましたが、下る時も岩場の急斜面があります。(写真18a)
この手前では、安全のためにロープを張ってある所もありました。

高座の谷には、要所に砂防ダムがあります。砂防ダムの堰堤の上は平坦な渓流なので、格好の休憩場所になります。
堰堤で休憩を取りながら、沢を下って行きます。(写真18b)

18a 岩場を下山 18b 沢へ下る
( 18a 岩場を下山 ) ( 18b 沢を下る )

高座谷の岩場まで来ると、見晴らしが良くなります。(写真19a)
谷の向こうには、芦屋の街並みや海が見渡せます。 (写真19b)

19a 高座谷の岩場 19b 芦屋方面の眺め
( 19a 高座谷の岩場 ) ( 19b 芦屋方面の眺め )

高座の滝が近くなると、下りの傾斜がきつくなります。(写真20a)

高座の滝の横の護摩堂とその前の広場を、真上から見下ろすような感じで下りて行きます。(写真20b)

20a 高座の滝へ向かう 20b 高座の滝横の護摩堂
( 20a 高座の滝へ向かう ) ( 20b 高座の滝横の護摩堂 )

12時30分に高座の滝に着きました。(写真21a)
横池を出発してから、途中の休憩を含めて約1時間です。

高座の滝の前にも、藤木祭の幟が立っています。(写真21b)

21a 高座の滝 21b 藤木祭の幟
( 21a 高座の滝 ) ( 21b 藤木祭の幟 )

高座の滝の水が流れ出る左手上に、藤木九三翁のレリーフが見えます。(写真22a) (写真22b)

22a 滝の左上にレリーフ 22b 藤木九三翁のレリーフ
( 22a 滝の左上にレリーフ ) ( 22b 藤木九三翁のレリーフ )

兵庫県山岳連盟の中西会長は、大谷茶屋の前で休憩を取っています。(写真23a)

護摩堂の前では、主賓の芦屋市の山中市長と藤木九三翁の御子息の藤木高嶺氏が、間もなく始まる藤木祭の開会を待っていました。(写真23b)

23a 大谷茶屋 23b 芦屋市長と藤木高嶺氏
( 23a 大谷茶屋 ) ( 23b 芦屋市長と藤木高嶺氏 )

午後1時少し前に開会の言葉があり、中西会長から主催者挨拶、山中市長から来賓挨拶がありました。(写真24a) (写真24b)
中西会長からは、藤木九三翁の若い頃からのご活躍の紹介、山中市長からは藤木高嶺氏が米寿を迎えたことに対するお祝いのお言葉などがありました。

引き続き環境省神戸自然保護官から、『 瀬戸内海国立公園について 』 と題して、六甲山系を含む瀬戸内海国立公園が海域を含めると日本最大で、かつ日本初の国立公園であり、指定されてから80周年を迎える等、色々とお話がありました。

24a 中西会長の挨拶 24b 山中市長の挨拶
( 24a 中西会長の挨拶 ) ( 24b 山中市長の挨拶 )

藤木九三翁の御息女の藤木摩耶子さんの短歌朗詠に続いて、藤木高嶺さんからもお話がありました。
山岳雑誌の 『 岳人 』 が2014年9月号から東京新聞を離れてモンベルに移ったので、『 父と息子 ( 藤木九三と藤木高嶺 ) の2代に亘る山男の127年間 』 という題で連載するということを高嶺さんがお話されました。

その後、アシヤユースコーラスによるコーラスがあり、青い山脈・丘を越えて・あざみの歌・山小屋の灯・箱根八里・高校三年生・雪山賛歌については、全員で合唱しました。(写真25a)

式典の最後は、祝い酒の振る舞いがあり、乾杯の音頭で自由歓談に移行しました。(写真25b)

25a アシヤユースコーラス 25b 祝い酒の振る舞い
( 25a アシヤユースコーラス ) ( 25b 祝い酒の振る舞い )

大谷茶屋から芦屋駅方面に下って行くと、数分の所に滝の茶屋があり,茶屋の上部には 『 ロックガーデン 』 と表示されています。(写真26a)

滝の茶屋の下の坂道の途中には、『 愛称名 高座の滝道 』 という道標が立っています。
その道標の近くの坂道からは、芦屋の街並みが見下ろせます。(写真26b)

26a 滝の茶屋 26b 高座の滝道を下る
( 26a 滝の茶屋 ) ( 26b 高座の滝道を下る )

阪急芦屋川駅の北側の桜橋から、芦屋川の向こうに高座の滝方面を振り返ってみました。(写真27a)
高座の滝の流れは、高座川となって芦屋川に合流しています。

芦屋川の水は透明度が高く、川床を泳いでいる魚の様子がよく分かります。(写真27b)

27a 芦屋川から振り返る 27b 芦屋川の魚
( 27a 芦屋川から振り返る ) ( 27b 芦屋川の魚 )

14時過ぎに高座の滝を離れ、14時半過ぎ頃に阪急芦屋川駅に着きました。(写真28a)

第25回藤木祭記念ハイキングの参加記念品はオレンジ色のバンダナで、『 旅人の姿は風景の中の一黙景であるが・・・単獨登攀者は自らの主観の投影で自主の峰頭を押し樹てる 九三 』 と白文字で染め抜かれています。(写真28b)

28a 阪急芦屋川駅 28b ハイキング参加記念品
( 28a 阪急芦屋川駅 ) ( 28b ハイキング参加記念品 )

青空の好天に恵まれ、良い記念ハイキング、良い式典になったことに 感謝 です。


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