H26年6月の月例登山 上郡アルプス

登山日 2014年6月1日

6月の月例登山は、兵庫県赤穂郡上郡(かみごおり)町にある上郡アルプスを縦走しました。
日本アルプスの立山周辺のアルペンルートをパロディ風に模した山々の尾根歩きです。

今回は、男性7名、女性12名、合計19名が参加しました。

電車で神戸から 明石 → 姫路 → 相生 → 上郡 と約1時間半かけて移動し、上郡駅から上郡アルプスへは徒歩で向かいます。

上郡アルプスの最初に登る駒山(こまやま)は上郡駅の北に位置し、その山頂には駒山城跡があり、東側には千種川が流れています。(写真01a)

登山ルートは、駒山登山口 → 馬の蹄跡 → 駒山城本丸跡(山頂) → 二の丸跡 → 大鳥山 → パロディ北アルプス → 大観峰 → 小美女平 → 関所岩 → 羽山 の反時計回りU字形の尾根ルートです。

上郡駅を9時50分頃に出発し、北に15分ほど歩くと、上郡アルプスの右手の駒山が見えてきました。(写真01b)

【 下のそれぞれの写真は クリックすると拡大表示されます 】

01a 上郡町案内図 01b 駒山の遠望
( 01a 上郡町案内図 ) ( 01b 駒山の遠望 )

上郡駅から徒歩20分程度で、駒山の登山口に到着しました。(写真02a)
登山口の説明板には、上郡町指定文化財の駒山城が戦国時代に築かれたものであることなどが書かれています。

駒山登山路案内板には、馬の蹄跡を経由して駒山城の本丸跡(山頂)、二の丸跡に至るルートが示されています。(写真02b)

駒山は、地図では生駒山と表示されていますが、登山口の標識では駒山と表示されているので、ここでは駒山という表現にしています。

02a 駒山の登山口 02b 駒山登山路案内板
( 02a 駒山の登山口 ) ( 02b 駒山登山路案内板 )

10時15分頃に登山口を登り始め、日差しのある緑の雑木林の中を進んでいきます。(写真03a)
途中には、登山路を示す案内標識があります。 (写真03b)

03a 駒山に登り始める 03b 登山路案内標識
( 03a 駒山に登り始める ) ( 03b 登山路案内標識 )

登山口から10数分登ると、岩場の急斜面になります。 (写真04a)
岩場を登りきると、『 山頂、本丸跡まで700m 』 の標識が現れました。(写真04b)

04a 岩場を登る 04b 山頂本丸跡まで700m
( 04a 岩場を登る ) ( 04b 山頂本丸跡まで700m )

『 山頂まで700m 』 の標識からさらに数分進むと再び岩場になり、『 馬の蹄跡(ひずめあと) 』 という標識が掲げられていて、『 この岩場には礫岩(れきがん)の礫(れき)が抜けた丸い穴があり、「馬の蹄跡」と呼ばれている 』 と記載されています。(写真05a)

岩場を登ると、確かに馬の足跡のような窪みが数多く見られ、人の足跡に見えるものもあります。(写真05b)
足を掛けやすい窪みがあるので、登るには好都合です。

05a 馬の蹄跡の岩場 05b 蹄の跡のある岩場を登る
( 05a 馬の蹄跡の岩場 ) ( 05b 蹄跡のある岩場を登る )

馬の蹄跡の岩場の上では、周りの見通しが良くなります。

南東方面を見渡すと、左手に宝台山方面が見通せます。(写真06a)
瀬戸内海に注ぐ千種川を間に挟んで、右手には清水山方面が見通せます。(写真06b)

06a 宝台山方面の眺め 06b 清水山方面の眺め
( 06a 宝台山方面の眺め ) ( 06b 清水山方面の眺め )

馬の蹄跡の岩場の上から数分歩くと、山頂本丸跡まで400mの標識があります。(写真07a)
細いヒノキの木立ちの木陰があるので、多少暑さが凌げます。

ヒノキの木立ちを通り過ぎると、前方に駒山の山頂が見えてきます。(写真07b)

07a 山頂本丸跡まで400m 07b 生駒山の頂が見えてくる
( 07a 山頂本丸跡まで400m ) ( 07b 駒山の頂が見えてくる )

登山口から30分弱の所に、見通しが良くなる展望岩があります。(写真08a)
展望岩の上に立つと、千種川やその周辺の街並みが良く見えます。(写真08b)

08a 展望岩  08b 展望岩からの眺め
( 08a 展望岩 ) ( 08b 展望岩からの眺め )

展望岩から14~15分進むと、『 荷置岩 』 という大きな岩が目の前に立ちはだかります。(写真09a)
両手・両足を使って、その岩をよじ登って行きます。

岩の上には 『 荷置岩 』 という標識があり、その下の岩には 『 開基背負荷常設休岩 』 と彫られています。(写真09b)
開基というのは、仏道修行の場としての開山という意味合いがあるようなので、開山の時の荷を背負う時は常にこの岩で休んだ・・・という意味かと思います。

09a 荷置岩に登る 09b 荷置岩の標識
( 09a 荷置岩に登る ) ( 09b 荷置岩の標識 )

荷置岩から数分登ると、駒山城跡案内図という説明板があります。(写真10a)

説明板には、『 生駒山の山頂(標高263m)にある城跡で、東の峰には、石垣を築き造られた平坦地の「本丸」があり、西の峰には、三段になった方形の「二の丸」がある。

 また、土塁、空堀などが残っており、北側の断崖絶壁を巧みに利用した山城である。
 この城に関する説は多くあるが、赤松氏が白旗城の入口部をかためる出城として、築城したと想定される。 』 と書かれています。(写真10b)

ここの説明板では、城の名が駒山城、山の名は生駒山と表現さています。
白旗城というのは、駒山の北東方面の千種川に架かる赤松橋の対岸の白旗山の上にある室町時代に築かれた山城で、現在は「赤松氏城跡」の一つとして国の史跡に指定されているようです。

10a  駒山本丸に近づく 10b 駒山城跡案内図
( 10a 駒山本丸に近づく ) ( 10b 駒山城跡案内図 )

駒山城跡案内図の説明板の先には、旧字体の仏教用語が彫られた、大きな石柱があります。(写真11a)
裏に 『 開基 』 と彫られていますが、年代を見ると終戦直後の昭和24年に再建立されたものであることが分かります。

そこから階段上の斜面を上がると、山頂の駒山城本丸跡です。(写真11b)
11時過ぎに到着ですので、駒山登山口から途中の休憩を含めて約45分程度です。

11a 裏に開基と彫られている岩 11b 駒山城本丸跡
( 11a 裏に開基と彫られた岩 ) ( 11b 駒山城本丸跡 )

本丸跡はあまり眺望がよくないので、2~3分休憩しただけで二の丸跡に向かいます。
本丸跡から斜面を下って裏へ回ると、仏像を安置した石造りの祠のようなものがあります。(写真12a)

その先には 『 空掘跡 』 という標識が立っていて、本丸を囲む堀があったことをうかがわせます。(写真12b)

12a 本丸跡の裏にある仏像 12b 本丸の空掘跡
( 12a 本丸跡の裏にある仏像 ) ( 12b 本丸の空掘跡 )

本丸から5分ほどの所の二の丸の入口には、『 一千部修行塔 』 と彫られた石碑が立っています。(写真13a)
全国には一千部の法華経を安置した塔もあるようなので、一千部のお経を読誦する修行の場だったのかも知れません。

一千部修行塔の前からも、千種川やその両側の山々が見渡せます。(写真13b)

13a 一千部修行塔 13b 一千部修行塔からの眺め
( 13a 一千部修行塔 ) ( 13b 一千部修行塔前の眺め )

一千部修行塔のすぐ上が、駒山城の二の丸跡になっています。(写真14a)
現在の二の丸跡は、ヒノキの林で囲まれています。

駒山から大鳥山へ向かうため、二の丸からの急斜面をロープを伝って下りて行きます。(写真14b)

14a 駒山城二の丸跡 14b 駒山をロープで下る
( 14a 駒山城二の丸跡 ) ( 14b 駒山をロープで下る )

林の急斜面を木々に渡したロープに掴まりながら7~8分下ると、再び視界が開けてきます。(写真15a)
真下の茶色に染まった麦畑も、はっきり見えます。(写真15b)

15a 眼下の眺め 15b 眼下の眺め
( 15a 眼下の眺め ) ( 15b 眼下の眺め )

駒山城の二の丸跡から20分ほどの所に、大烏山への案内標識があります。(写真16a)

後ろを振り返ると、駒山の山頂付近が見えます。。(写真16b)
とんがりコーンの形をしているので、山頂近くでは登りも下りも、斜面がきついことが納得できます。

16a 大烏山への案内標識 16b 駒山を振り返る
( 16a 大烏山への案内標識 ) ( 16b 駒山を振り返る )

駒山からは急斜面を下ってきましたが、大鳥山へ向かうには、駒山と同じようにまた斜面を登って行かなくてはなりません。
大鳥山へのルートは登山道があまり整備されてなく、人の踏み跡はやや不明瞭で、足元の廻りは草が生い茂っています。

大烏山への案内標識から10分ほど登ると、見晴らしの良い岩場になります。(写真17a)
そこからさらに数分ほどで、大烏山の山頂へ到着しました。(写真17b)

11時55分頃到着なので、駒山城本丸跡から約50分、駒山の登山口からだと途中の休憩や本丸跡での休憩を含めて約1時間40分です。

17a 大烏山へ登る 17b 大烏山の山頂
( 17a 大烏山へ登る ) ( 17b 大烏山の山頂 )

大鳥山の山頂は日差しがきつくて暑いので、木陰のある所まで移動して昼食休憩にはいります。(写真18a)
山頂近くでは、まだコバノミツバツツジが咲いていました。(写真18b)

18a 山頂近くで昼食休憩 18b 山頂近くで昼食休憩
( 18a 山頂近くで昼食休憩 ) ( 18b 山頂近くで昼食休憩 )

大鳥山頂で30分ほど昼食休憩した後、次の 『 パロディ 北アルプス 』 に向かいます。
そこへ向かうためには、一度大鳥山を下らなければなりません。

大鳥山を下る時も、事前に用意したロープを使います。(写真19a)
登山日以前に下見班が設置したロープは、当日のロープ回収班が最後尾から回収していきます。

ロープで下りながらも、前方には次なるピークが見えています。(写真19b)

19a 大烏山を下る 19b 大烏山を下る
( 19a 大烏山を下る ) ( 19b 大烏山を下る )

大鳥山から10数分で、『 パロディ 北アルプス 』 の標識のある岩場に着きました。(写真20a)
展望が良いので、『 パロディ 北アルプス 』 と銘打っているのも頷けます。(写真20b)

20a パロディ北アルプス 20b パロディ北アルプス
( 20a パロディ北アルプス ) ( 20b パロディ北アルプス )

パロディ北アルプスから尾根伝いに大観峰に向かうため、もう一つのピークを登ります。(写真21a)
ピークの岩場の上には青空が広がり、一筋の白い飛行機雲が流れています。(写真21b)

21a 大観峰に向かう 21b 岩場の尾根を進む
( 21a 大観峰に向かう ) ( 21b 岩場の尾根を進む )

ほぼ360度の視界を楽しみながら、岩場のピークを下ります。(写真22a)

下った後は、今度は大観峰に向かって登ります。 後ろを振り返ると、通ってきたピークが見えます。(写真22b)

22a  岩場の尾根を下る 22b 大観峰に登る
( 22a 岩場の尾根を下る ) ( 22b 大観峰に登る )

12時50分頃に、大観峰のピークに着きました。(写真23a)
大鳥山から、約20分です。

大観峰も見晴しは良いですが、休憩を取らずに通過し、小美女平に向かいます。
大観峰から10分ほど下ると、またまたロープを使う斜面になります。(写真23b)

23a 大観峰の山頂 23b 大観峰を下る
( 23a 大観峰の山頂 ) ( 23b 大観峰を下る )

13時10分頃、小美女平に到着しました。(写真24a)

上郡アルプス小美女平という看板が、木に掲げられています。(写真24b)

北アルプスの立山の東にある美女平をもじって、パロディ風に命名されているようです。

24a 小美女平に到着 24b 鍋蓋山山頂の看板
( 24a 小美女平に到着 ) ( 24b 小美女平の標識 )

パロディ風の展望所ではあるものの、小美女平からの眺めは、なかなか良好です。(写真25a)
遠くの山々や街並みの展望だけでなく、登ってきた上郡アルプスの山々(ピーク)も見渡すことができます。

小美女平からは、関所岩に向かって下って行きます。(写真25b)

25a 小美女平からの眺め 25b 小美女平を下る
( 25a 小美女平からの眺め ) ( 25b 小美女平を下る )

小美女平から20分ほど下ると、岩場の尾根になります。(写真26a)

そこから4~5分進んだ所に、関所岩と表示された大きな岩があります。(写真26b)
行く手を遮るように立ちはだかっているので、関所岩と命名されたのかも知れません。

26a 関所岩に向かう 26b 関所岩を越える
( 26a 関所岩に向かう ) ( 26b 関所岩を越える )

関所岩の先は羽山という地名になっていて、標高は大鳥山から100mほど下がっています。
下山口も近づいているので、やや軽やかな足取りで下って行きます。(写真27a)

とはいうものの、途中に倒木などもあり、足元注意だけでなく 『 頭(あたま)注意! 』 と後ろの人に伝達しながら通過して行きます。(写真27b)

27a 羽山を下る 27b 倒木をくぐる
( 27a 羽山を下る ) ( 27b 倒木をくぐる )

下山口から上郡駅までは、民家のある街並みを通って帰路につきます。
途中では、初夏の時期を思わせる真っ赤なバラの花が、満開になっていました。(写真28a)

14時20分頃に、上郡駅に到着しました。(写真28b)
折り返し地点の大鳥山の山頂からは約2時間、上郡駅を出発した時からだと30分の昼食休憩などを含めて約4時間半の山行でした。

28a 帰路途中のバラ 28b 上郡駅に到着 
( 28a 帰路途中のバラ ) ( 28b 上郡駅に到着 )

上郡アルプスは低い山々ながらも起伏に富んでいて、岩場あり、急斜面あり、眺望良しで、軽登山としては十分楽しめる山でした。


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