H26年1月の月例登山 奥山

登山日 2014年1月2日

1月の月例登山は新年ハイクと称して、三田市の里山の観福の森がある奥山へ登りました。

今回は、男性14名、女性16名の計30名が参加されました。

左下の写真は、奥山のふもとにある高平ふるさと交流センター前の案内板に表示されている30ヶ所の北摂里山の位置図で、観福の森の場所も示されています。(写真01a)
それによると、三田市・宝塚市・伊丹市にまたがって南北に延びる武庫川里山街道、三田市・宝塚市・猪名川町にまたがって東西に延びる北摂里山街道、猪名川町・川西市にまたがって南北に延びる猪名川里山街道の30ヶ所の里山のうちの21番目の里山が 『 観福の森 』 になっています。

観福の森の南側には観福寺があり、奥山への登山口になっいます。 森の中には とりで広場、みずべ広場、薬師堂などがあり、散策ルートの目印になっています。(写真01b)
今回の登山ルートは、観福寺 → とりで広場 → 奥山の山頂 → 薬師堂 → みずべ広場の順です。

【 下のそれぞれの写真は クリックすると拡大表示されます 】

01a高平 観福の森 の場所  01b 高平 観福の森 案内図
( 01a観福の森の場所 ) ( 01b 観福の森 案内図 )

観福寺は、640年頃に法道仙人によって開創されたと伝えられていて、もともと山上にあったものが地震や火災で盛衰を繰り返し、現在の地に移ったようです。
観福寺の入り口の山門は、1,548年の戦国時代(織田信長が15歳の頃)に再建されたもので、県指定の重要文化財になっています。(写真02a)
山門の右手には、光明山 観福寺 と彫り込まれた石柱が立っています。(写真02b)

 02a 観福寺の山門 02b 登山口にある観福寺
( 02a 観福寺の山門 ) ( 02b 登山口にある観福寺 )

山門をくぐると、本尊の聖観音を模したと思われる石像と平成二年に建立された造営の石碑が目に止まります。(写真03a)
石碑から登山口の方へ進むと、観福寺本堂の入り口があります。(写真03b)

 03a 観福寺造営の碑 03b 登山口へ向かう
( 03a 観福寺造営の碑 ) ( 03b 03b 観福寺本堂入り口 )

観福寺の境内へ入ると、正面に再建された本堂があり、廻りの庭木などが綺麗に手入れされています。 (写真04a)
境内から奥山方面へ目を向けると、開祖の法道仙人の像が立っています。(写真04b)

 04a 観福寺本堂 大悲殿  04b 開祖の法道仙人
( 04a 観福寺本堂 大悲殿 ) ( 04b 開祖の法道仙人 )

観福の森の周辺には女性が利用できる公衆トイレらしきものがないので、観福寺の山門寄りにあるトイレを利用させていただいた後、登山口へ向かいます。(写真05a)
登山口に向かう途中には、観福の森入り口と表示された標識が立っています。(写真05b)

 05a 観福寺から登山口へ  05b 観福の森 案内標識
( 05a 観福寺から登山口へ ) ( 05b 観福の森 案内標識 )

登山口では、赤い袈裟を懸けたお地蔵さんが、登山者を出迎えてくれます。(写真06a)
女性リーダーを先頭に、8時40分頃に登山口を出発しました。
登山口からは ゆるやかな登りになり、赤い鳥居が見えてきます。(写真06b)

06a 奥山への登山口 06b 登山口を登る
( 06a 奥山への登山口 ) ( 06b 登山口を登る )

赤い鳥居の手前には、とりで広場への案内標識が立っています。(写真07a)
丸木の階段を登って赤い鳥居をくぐり抜け、とりで広場へ向かいます。(写真07b)

07a とりで広場への案内標識 07b 鳥居を通過
( 07a とりで広場への案内標 ) ( 07b 鳥居を通過 )

とりで広場へ向かう途中には、キリンビール水源の森づくり と表示された説明板があります。(写真08a)
キリンビール株式会社が立てたもので、おいしいビールづくりに欠かせない豊かな水を育むには、豊かな森林が必要です とあり、100年後もおいしいビールをつくり続けるために、ビール工場の水源を守る森づくり活動を行っています と記載されています。
説明板のキリンビールの文字を見た時、数年前の有馬富士登山の帰りに、参加会員全員で近くのキリンビール工場でおいしいビールを試飲したのを思い出しました。

08a とりで広場へ向かう 08b キリンビール水源の森の標識
( 08a とりで広場へ向かう ) ( 08b キリンビール水源の森 )

とりで広場に向かう途中にも、ま新しい赤い袈裟を懸けたお地蔵さんがあります。(写真09a)
登りながら西の方向を見ると、武庫川水系の羽束川の向こうの山々が見えます。(写真09b)

09a 山道のお地蔵さん 09b 山道から西の眺め
( 09a 山道のお地蔵さん ) ( 09b 山道から西の眺め )

登山口から10分足らずの所に、金比羅さんの位置を示す標識が立っています。(写真10a)
登山道から離れているため 遠景を眺めるだけですが、金比羅さんの外観は過去の面影を残すのみで、今は修復・再建等はなされていないようです。(写真10b)

10a 金比羅さんへの案内標識 10b 金比羅さん
( 10a 金比羅さんへの案内標 ) ( 10b 金比羅さん )

金比羅さんの前を通り過ぎて10分ほど登ると、とりで広場へ続く丸木の階段があります。(写真11a)
丸木の階段を登りきると、とりで広場の入り口近くに休憩用の東屋があります。(写真11b)
とりで広場からは、南に大船山、西には西南の飯盛山から北西の三国ヶ岳に向かって連なる山々が見渡せます。

とりで広場は観福寺の背後にある山なので堂山とも呼ばれていて、かつてはここに本堂があったのかも知れません。
戦国時代は、この山の山頂から中腹にかけて砦が築かれていたようです。説明板には、『 川原砦(かわらとりで) 』 と表記されています。

11a とりで広場への階段 11b とりで広場の東屋
( 11a とりで広場への階段 ) ( 11b とりで広場の東屋 )

とりで広場の中央にも、お地蔵さんがあります。(写真12a)
観福寺から山頂にかけて、江戸時代から西国三十三所の観音様を祀り、各本尊を刻んだ石仏をお参りするミニ巡礼路として親しまれてきたことが、説明板に書いてあります。
お地蔵さんを通り過ぎて、とりで広場を下って行きます。(写真12b)

12a とりで広場のお地蔵さん 12b とりで広場から下る
( 12a とりで広場のお地蔵 ) ( 12b とりで広場から下る )

とりで広場を下りきると、西の方の みずべ広場へ行ける分岐があります。(写真13a)
その分岐を そのまま北へ進んで、やや急な斜面を峠の方へ向かって登って行きます。(写真13b)

13a みずべ広場への案内標識 13b 峠へ向かう
( 13a みずべ広場への案内標 ) ( 13b 峠へ向かう )

峠を登りきると、次の谷の向こう側の山が見えてきます。(写真14a)
目指す奥山の頂上は、見えている山のさらに奥になります。まさに、奥山です。(笑)
谷に下りると、みずべ広場への別ルートを示す二つ目の案内標識があります。(写真14b)
写真13aの みずべ広場への案内標識より、ひと山北側になります。

そこから写真14aで見えている山を登って、また下り、今度は案内表示のない鞍部へ下ります。
案内表示がないので写真を撮っても分かりにくいため省略していますが、その鞍部からも みずべ広場へ行くルートがあります。
奥山の頂上へ登った後は、その鞍部まで戻り、そこから みずべ広場へ下山する予定です。

14a 峠を下る 14b 奥山へ向かう
( 14a 峠を下る ) ( 14b 奥山へ向かう )

案内表示のない鞍部から先は、頂上に向かって つづら折りのない直線的な急斜面になります。
このため、登山当日の三日前の年末に、ロープ設置班が事前にロープを張って、誰でも登れるように準備をしてくれています。
そのロープを使って、急斜面を登って行きます。(写真15a)
下山時には、最後尾のロープ回収班がロープを回収しながら下山するので、迅速にロープを外せるように工夫しています。(写真15b)

15a ロープを使って登る 15b ロープを使って登る
( 15a ロープを使って登る ) ( 15b ロープを使って登る )

登る途中には、木の根元に小動物の巣穴のようなものも見えます。(写真16a)
頂上へのルートをさえぎるように、正面に立ちはだかる大きな岩場も現れます。(写真16b)

16a 巣穴らしき根元 16b 岩場を登る
( 16a 巣穴らしき根元 ) ( 16b 岩場を登る )

ロープの助けを借りながら、頂上に着いたのは10時過ぎ頃。登山口からは、途中の休憩を含めて1時間半弱です。 木々に囲まれて見晴らしは良くありませんが、三角点の位置で頂上であることが分かります。(写真17a)
頂上には、季節外れのコイノボリが、木の枝にかけられていました。(写真17b)

17a 山頂の標識 17b 山頂の鯉のぼり
( 17a 山頂の標識 ) ( 17b 山頂の鯉のぼり )

昼食は、みずべ広場で粕汁が用意されるので、10分ほど休憩しただけで 10時10分過ぎには下山を開始します。(写真18a)
下山時の斜面は落ち葉で滑りやすいので、ロープのない所は足元に注意しながら下ります。(写真18b)

18a 山頂から下る 18b 斜面を下る
( 18a 山頂から下る ) ( 18b 斜面を下る )

下山途中では、大きなサルノコシカケを会員が見つけました。(写真19a)
サルノコシカケは、漢方では上薬とされているようで、500g当たり5,000円程度で市販されているようです。
手の届かない崖の向こうの高い木の高所にあるので、崖に近づいて望遠撮影するのが精一杯です。
斜面をロープを使って会員が下りた後は、ロープ回収班がロープを回収していきます。(写真19b)

19a サルノコシカケ 19b ロープ回収班
( 19a サルノコシカケ ) ( 19b ロープ回収班 )

案内表示のない鞍部まで戻ると、進路を南から西へ変えて、落ち葉の急斜面を みずべ広場へ向かいます。(写真20a)
このルートは、案内表示がないばかりか人の踏み跡もなく、深い落ち葉で滑りやすくなっているので、こちらにもロープを用意しています。 (写真20b)

20a みずべ広場へ向かう 20b ロープを伝って下る
( 20a みずべ広場へ向かう ) ( 20b ロープを伝って下る )

落ち葉の斜面を下りきると、薬師堂が見えてきます。(写真21a)
薬師堂は病気平癒の仏とされる薬師如来を本尊として日本各地にあるようですが、こちらの薬師堂は現代では訪れる人はあまりなさそうです。(写真21b)

21a 薬師堂を通過 21b 薬師堂
( 21a 薬師堂を通過 ) ( 21b 薬師堂 )

薬師堂の下には、高平ふるさと交流センターへの案内標識があるので、みずべ広場へ通じていることが確認できます。(写真22a)
ビール工場の水源の森らしく、こちらにも水辺が静かにたたずんでいます。(写真22b)

22a 交流センターへの案内標識 22b 薬師堂の下の池
( 22a 交流センターへの案内 ) ( 22b 薬師堂の下の水辺 )

水辺の土手の下をぐるりと廻り、昼食の粕汁を用意している みずべ広場へ向かいます。(写真23a)
途中には、遠い過去の遺跡のような 苔むした石垣が現れます。(写真23b)

23a みずべ広場へ向かう 23b 下山道の石垣
( 23a みずべ広場へ向かう ) ( 23b 下山道の石垣 )

石垣から先はスギとヒノキの林を抜け、アカマツの林を抜け、またスギとヒノキの林を抜けて、みずべ広場へ近づきます。(写真24a)
落ち葉の広い道になると、遠くに民家が見えてきます。(写真24b)

24a 林の道を進む 24b 落ち葉の道を下る
( 24a 林の道を進む ) ( 24b 落ち葉の道を下る )

みずべ広場の手前には、左手にも、右手にも六地蔵が並んでいます。(写真25a) (写真25b)
六道の苦しみを救う六種の地蔵菩薩への願いを込めて、両側とも地元の人たちで手入れされているようです。

25a 左手の六地蔵 25b 右手の六地蔵
( 25a 左手の六地蔵 ) ( 25b 右手の六地蔵 )

11時10分頃に、みずべ広場に到着しました。奥山の山頂からは、約1時間です。
みずべ広場には、右手に下池と呼ばれる水辺があり、左手には休憩用の東屋と並んで さら池と呼ばれる水辺が見えています。(写真26a)

そこの広場では、炊事班が粕汁の材料を段取りし、担いできた釜戸に薪をくべてお湯を沸かし、山登り班が下りてくる頃合を計りながら調理を進めます。
粕汁の材料には、豚肉、紅しゃけ、大根、ニンジン、こんにゃく、ちくわ、薄揚げ、小芋、ゴボウ、酒粕、ネギなど、30人分が用意されています。(写真26b)

26a みずべ広場 26b 粕汁の材料
( 26a みずべ広場 ) ( 26b 粕汁の材料 )

粕汁の最終仕上げの味付けは、早すぎず遅すぎず丁度良いタイミングになるように、山登り班から炊事班への到着予定時刻の連絡調整で進められ、到着した時には旨い食べごろになります。(写真27a)

粕汁用のお椀は各自で持参することにしているので、それぞれ お気に入りのお椀に好きなだけ入れて、アツアツのうちにいただきます。(写真27b)

27a 粕汁のできあがり 27b 粕汁をいただく
( 27a 粕汁のできあがり ) ( 27b 粕汁をいただく )

粕汁があるので、いつもの弁当の代わりに おにぎりを用意している会員もいます。(写真28a)
例年、粕汁は好評なので、2杯、3杯と おかわりする会員もいます。(写真28b)
粕汁がなくなるまで、たっぷり1時間ほどの休憩をとり、皆さん満腹感で ご満悦です。

28a 持参のおにぎり 28b 粕汁のおかわり
( 28a 持参のおにぎり ) ( 28b 粕汁のおかわり )

粕汁をご馳走になった後は、下池の水路に架かる木橋を渡り、駐車場のある高平ふるさと交流センターへ向かいます。(写真29a)
駐車場から、ふるさと交流センターを振り返ると、その背後に奥山の山並みが見えます。(写真29b)

29a 交流センターへ向かう 29b 高平ふるさと交流センター
( 29a 交流センターへ向かう ) ( 29b ふるさと交流センター )

正月2日目の新年ハイクなので、12時20分には いつもより早目の帰路に着きました。
今回は会員外の方も1名参加されましたが、下山直後の昼食前に即刻入会され、新年の良きスタートとなりました。


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