H25年 グループ登山 堂満岳

登山日 2013年11月17日

秋の紅葉の時期、滋賀県の琵琶湖の西の比良山系にある堂満岳へグループ登山として登りました。
堂満岳は、近江八景の 『 比良の暮雪 』 にちなみ 暮雪山 とも呼ばれています。
今回の登山は、会員外の方2名を含む、男性5名が参加しました。

比良山系の最高峰は奥比良の武奈ヶ岳(1,214m)で、北比良に釈迦岳(1,060m)、堂満岳(1,057m)があります。(写真01a)
また南比良には、びわ湖バレイスキー場がある打見山(1,108m) や 蓬莱山(1,174m) があります。

今回の登山ルートは、イン谷口 → 正面谷 → 青ガレ → 金糞峠 → 堂満岳 → 堂満東稜道 → ノタノホリ → イン谷口 の反時計廻りです。(写真01b)

【 下のそれぞれの写真は クリックすると拡大表示されます 】

01a 比良山系マップ 01b 堂満岳ルートマップ
( 01a 比良山系マップ ) ( 01b 堂満岳ルートマップ )

JR湖西線の比良駅から比良イン谷口行きの比良登山線バスに9時頃乗り、9時15分頃イン谷口に着きました。(写真02a)
比良登山線バスは、朝と夕方の一日4本だけの運行で、朝は8時20分と9時10分、夕方は15時40分と16時20分の比良駅発です。
運行期間は春分の日から11月30日までの土曜・休日のみで、冬季や荒天の時は運行していません。

イン谷口に着くと、登山口の標識辺りにも紅葉が見られます。(写真02a)
鳥居のような鉄柱の上に 『 山岳事故をなくそう 』 と掲げられた標識をくぐって登り始めます。(写真02b)

02a 登山口の標識 02b 登山口を登り始める
( 02a 登山口の標識 ) ( 02b 登山口を登り始める )

2~3分歩くと、比良川がY字形に合流する北側に、ダンダ坊遺跡の標識があります。(写真03a)
ダンダ(壇陀)坊遺跡は比良山中最大の遺跡で、寺院跡、坊跡、館跡などがあり、そのうち館跡の庭園はほぼ完全な形で残っているそうですが、登山道からは見えません。

そこからすぐの所に、比良川の支流にかかる正面谷橋があり、楓が真っ赤に色づいていました。(写真03b)

03a ダンダ坊遺跡の標識 03b 正面谷橋の紅葉
( 03a ダンダ坊遺跡の標識 ) ( 03b 正面谷橋の紅葉 )

正面谷橋を渡って正面谷を進むと、紅葉がアーチのように見渡せ、秋の風情を感じます。(写真04a) (写真04b)

04a 正面谷を進む 04b 正面谷を進む
( 04a 正面谷を進む ) ( 04b 正面谷を進む )

正面谷橋から10分ほどの所の車道の終点あたりの左手に、山小屋風のトイレがあります。(写真05a)
トイレの入り口には、比良山系の地図と堂満岳周辺の登山ルート所要時間マップが掲示してあります。
トイレの反対側は駐車場になっていて、登山客のマイカーが駐車しています。(写真05a)

05a 左手にトイレ 05b 右手に駐車場
( 05a 左手にトイレ ) ( 05b 右手に駐車場 )

駐車場からでも、山麓の紅葉や銀杏の紅葉などを楽しむことができます。(写真06a) (写真06b)

06a 山麓の紅葉 06b 銀杏の紅葉
( 06a 山麓の紅葉 ) ( 06b 銀杏の紅葉 )

駐車場から10分ほど正面谷を進むと、大山口の登山道分岐標識があります。(写真07a)
右手に進むとカモシカ台経由で北比良峠方面、直進すると青ガレ経由で金糞峠へ向かいます。
大山口の分岐で上着を脱いで水分補給し、青ガレコースへ進みます。(写真07b)

07a 大山口の分岐標識 07b 青ガレコースへ進む
( 07a 大山口の分岐標識 ) ( 07b 青ガレコースへ進む )

大山口の分岐から20分弱やるやかな登山道を登って行くと、渓流の傍らに 『 かくれ滝 』 の標識があります。(写真08a)
雰囲気の良い滝らしいですが、登山道からは隠れていて見えません。

かくれ滝を見るのは予定にはいっていないため素通りし、そこから20分ほど渓流沿いに正面谷を進んでから渓流を渡り、青ガレの岩場に向かいます。(写真08b)

08a かくれ滝の標識 08b 渓流を渡る
( 08a かくれ滝の標識 ) ( 08b 渓流を渡る )

青ガレの岩場は急な斜面で、落石に注意する必要があります。(写真09a)
足元を確かめながら、慎重に登っていきます。(写真09b)

09a 青ガレの岩場を登る 09b 青ガレの岩場を登る
( 09a 青ガレの岩場を登る ) ( 09b 青ガレの岩場を登る )

青ガレの岩場を登る途中でも、紅葉を楽しむことができます。(写真10a)

岩場を登りきった所で休憩を取った後、金糞峠へ向けて岩のゴロゴロした青ガレコースを登って行きます。(写真10b)

10a 青ガレの紅葉 10b 青ガレコースを登る
( 10a 青ガレの紅葉 ) ( 10b 青ガレコースを登る )

青ガレコースは、稜線コースと違って周囲の山や眼下の景色を眺めることはできませんが、その代わり登りながら色々な紅葉を楽しむことができます。(写真11a) (写真11b)

11a 青ガレコースの紅葉 11b 青ガレコースの紅葉
( 11a 青ガレコースの紅葉 ) ( 11b 青ガレコースの紅葉 )

坂がきつくなって道幅も狭くなってくると、金糞峠が見えてきます。(写真12a)
正面の見通しが良くなり、11時15分頃に青空の広がる金糞峠に到着しました。(写真12b)

12a 金糞峠の手前 12b 金糞峠に到達
( 12a 金糞峠の手前 ) ( 12b 金糞峠に到達 )

金糞峠を右手に進むと釈迦岳、左手に進むと打見山・蓬莱山という標識が立っています。(写真13a)
他の標識によると、金糞峠は びわこバレイ山頂駅を出発して比良岳等を経由して金糞峠で折り返す比良山系縦走コースの⑧番チェックポイントになっているようです。

金糞というのは砂鉄から鉄を作る時にできるカスのことで、昔の鉄の産地にこの名を冠した地名が多いようです。

峠には、東海道五十三次の浮世絵や名所江戸百景を著わした江戸時代の浮世絵師の歌川広重(本姓:安藤)が描いた、金糞峠の絵 が掲示されています。(写真13b)

13a 金糞峠の標識 13b 歌川広重が描いた金糞峠
( 13a 金糞峠の標識 ) ( 13b 歌川広重 画の金糞峠 )

金糞峠で休憩した後、堂満岳に向けて進みます。途中、堂満岳・ノタノホリ・イン谷口の方面を示す標識を確認します。(写真14a)

北比良峠から金糞峠にかけてはシャクナゲ尾根と呼ばれているようですが、さらに金糞峠から堂満岳山頂にかけても、シャクナゲが群生しています。 今はまだ、ほとんどが蕾の状態です。(写真14b)

シャクナゲはツツジ科で滋賀県の県花にもなっているようで、蕾が全て花開いたらシャクナゲ尾根が綺麗な花の道になるのではと思われます。
開花は、4月半ばから5月上旬のころのようです。

14a 堂満岳への標識 14b しゃくなげの蕾
( 14a 堂満岳への標識 ) ( 14b しゃくなげの蕾 )

青ガレコースでは周囲の山が見えませんでしたが、堂満岳に向かう稜線コースからは 近くに北比良の釈迦岳、遠くに奥比良の武奈ヶ岳が見渡せます。(写真15a) (写真15b)

15a 紅葉と釈迦岳 15b 釈迦岳の全景
( 15a 紅葉と釈迦岳 ) ( 15b 釈迦岳の全景 )

金糞峠から20分強進んだ所に 『 堂満5 』 というレスキューポイントがあります。(写真16a)
レスキューポイントというのは、防災ヘリによる救助ポイントで、比良山系には140ヶ所のレスキューポイントがあるようです。
レスキューポイントのすぐ近くには、雪山クライミングができる堂満ルンゼがあります。(写真16b)

16a レスキューポイント 16b 堂満ルンゼ
( 16a レスキューポイント ) ( 16b 堂満ルンゼ )

堂満ルンゼが見えた辺りから15分ほどで、堂満岳の山頂に到着しました。(写真17a)
12時頃の到着なので、バスを降りてイン谷口を出発してから2時間45分ほどです。
堂満岳の山頂からは、眼下に比良の町並みやびわ湖が見渡せます。(写真17b)

17a 堂満岳山頂 17b 山頂からの眺め
( 17a 堂満岳山頂 ) ( 17b 山頂からの眺め )

山頂周りの紅葉が見える所で、昼食休憩を取りました。(写真18a)

1時間近く休憩した後、ノタノホリに向かって堂満東稜道を下っていきます。
山頂下の最初の下りは急斜面です。(写真18b)

18a 山頂の紅葉 18b 山頂下の急斜面
( 18a 山頂の紅葉 ) ( 18b 山頂下の急斜面 )

30分ほど下ると、緩やかな下山道になります。(写真19a)
イン谷口への案内標識も出てきました。(写真19b)

19a 緩やかな下山道 19b イン谷口への案内標識
( 19a 緩やかな下山道 ) ( 19b イン谷口への案内標識 )

堂満東稜道の紅葉も、なかなか綺麗です。 目の上に広がる紅葉と、足元の落ち葉の両方を楽しめます。(写真20a) (写真20b)

20a 堂満東稜道の紅葉 20b 堂満東稜道の紅葉
( 20a 堂満東稜道の紅葉 ) ( 20b 堂満東稜道の紅葉 )

下山開始から1時間強で、ノタノホリの池に着きました。 池は静かで波がなく、まるで自然の鏡のようです。
池の手前は紅葉が反射して明るく、どこが地上で、どこが水面なのか 分からないぐらいです。(写真21a)

池の奥の方は、地上と水面の境目が分かりますが、水面の景色の方が地上よりも綺麗に見えます。(写真21b)

ノタノホリには、東北地方で天然記念物になっている絶滅危惧種のモリアオガエルが 生息しているそうです。

21a ノタノホリ水面の紅葉 21b ノタノホリ水面の紅葉
( 21a ノタノホリ水面の紅葉 ) ( 21b ノタノホリ水面の紅葉 )

ノタノホリからイン谷口へ下る途中には、腕白坊主の顔のような木がありました。(写真22a)
赤い木の実も、目を楽しませてくれます。(写真22b)

22a 腕白坊主の木 22b 赤い木の実
( 22a 腕白坊主の木 ) ( 22b 赤い木の実 )

下山口には14時40分ごろ到着。下山開始から、約1時間50分です。 山荘が、下山口の目印になります。(写真23a)

比良駅までバスを利用するためには1時間ほど待たないといけないので、徒歩で比良駅に向かいます。(写真23b)

23a 下山口の山荘 23b 比良駅へ向かう
( 23a 下山口の山荘 ) ( 23b 比良駅へ向かう )

ふもとの方から振り返ると、夕霧に霞んで蓬莱山方面が見えます。(写真24a)
比良駅近くから真後ろを振り返ると、堂満岳の山頂が三角に見えました。(写真24b)
下山口から比良駅までは、徒歩30分ほどでした。

24a 蓬莱山方面 24b 三角の堂満岳
( 24a 蓬莱山方面 ) ( 24b 三角の堂満岳 )

紅葉を期待して秋の堂満岳に登りましたが、登山開始から下山するまで紅葉を楽しむことができました。
特に、ノタノホリの池の水面に映える紅葉は、印象的でした。
朝と夕方の比良駅からの景色はガスに見舞われて視界不良でしたが、登山中は天候が回復して、絶好の登山日和になったことに感謝です。


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