会報の表紙の言葉

 
 神戸ツキワ登山会の会報は戦前の昭和6年に創刊され、激動の時代を乗り越えて 創立85周年にあたる平成24年においては 通算第63号を数えるまでになりました。
 近年では毎年5月の総会の時に発行・配布されており、ページ数が毎号100ページ程度あります。
 こちらでは 長い歴史を積み重ねてきた神戸ツキワ登山会の 会報の表紙の写真と その写真にまつわる 『 表紙の言葉 』 を紹介します。

 【 『 表紙の言葉 』 は 会報の中から転載しています。 】


平成20年の会報の表紙

平成20年の会報の表紙<br />

【表紙の言葉】

 明治時代まで高取山には、苅藻の海岸で海水を汲み上げて山頂まで運び、そこで塩を造って神社に清めの塩として捧げる行事があったといわれています。
 昔の資料によると、そのルートは駒林神社の東筋から大正筋に「潮汲み筋」の名が残っており、長田郵便局付近を経て蓮池のほとりで西国街道を渡り蓮池小学校の東の高取神社参道を登ったものと推定されています。
 このことから、平成17年3月、新長田駅北地区東部まちづくり協議会連合会により、長田郵便局前の歩道に「高取山本道」と刻んだ立派な石碑が建てられました。
 ここに立って正面の高取山山頂・高取神社を仰ぎ、また高取山上からピルの谷間となった潮汲み道を見下ろして、天秤棒か桶で潮が運ばれた往時を偲ぶのも一興ではないでしょうか。

神吉一誠 ( 写真・文 )


 
 
平成20年の会報の裏表紙
 
平成20年の会報の裏表紙<br />
( 昭和6年当時の 会報の表紙の 復刻版です )

【裏表紙の言葉】

 神戸ツキワ登山会では昭和初期から会報が発行されていたようですが、その現物は不明で「幻の会報」として捜し求められていました。
 この「幻の会報」が奇しくも当会創立80周年にあたる昨年、初期の神戸ツキワ会員のご遺族より副会長がご寄贈をうけた貴重なツキワ登山会資料の中に、多数の写真とともに創刊号(昭和6年9月)から第12号(昭和10年8月)までが存在していました。侭し残念ながら第8号だけはありません。
 原本は神戸ツキワ登山会創立80周年記念総会と同時開催の写真展に写真とともに公開展示されましたが、なにぶん70数年前のもので酸化が進んでおり、このままでは紙粉となる恐れがあるので、原本はアーカイブとして大切に保管管理する必要があります。
 まことに貴重な資料で、創立初期の会の活動状況・先輩諸氏の活躍の様子・各部の活動・当時の社会情勢・世相・物価等非常に興味深い内容となっておりますので、身近でご覧頂けるよう今回復刻版としてとりあえず創刊号から第5号まで掲載しました。

会報編集者 ( 写真・文 )


平成19年の会報の表紙 と 『 表紙の言葉 』 が 4ページにあります



コメントは受け付けていません。